この車輛は昭和20年硫黄島において捕獲されたもので、西竹一中佐が指揮する戦車第二十六連隊所属の車輛と思われる。
この車輛の特徴は主砲の右側にある土工作業用のドーザーブレードを装着するためのアタッチメントで、 実戦に使われた車輛としては極めて珍しい。
捕獲時の写真より、右フェンダー上のジャッキ・抜き打ち式のマフラーカバー・後部側のみの把手をつけた展望ハッチの特徴から 陸軍相模造兵廠製の車輛と思われる。
戦車マガジン1981年増刊 特集97式中戦車の竹内昭氏の解説より
主砲は一式47mm戦車砲
マフラーカバーは当時の物ではなく改修されている
銘板とドーザーブレード取付け部に注意
軌道調整機に注意
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